タトゥー除去の切除法について

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【タトゥー除去】切除法について詳しく解説!

 

切除法は、タトゥー(刺青)が入っている部分の皮膚をメスで切り取った後、その周りの皮膚を縫い合わせていく治療方法になります。

 

比較的小さめのタトゥー(刺青)を早く除去したい場合に用いられます。

 

レーザー治療のように機械で行う訳ではなく人の手で行われる治療なので、切除法は医師の技術力によって仕上がりは大きく左右されます。


【タトゥー除去】切除法の基礎知識

 

切除法は、タトゥー(刺青)を切開した後、その周りの皮膚を伸ばして縫い合わせるわけですが、皮膚はそこまで伸びないため、1回の手術で除去できるタトゥーの大きさには限界があります。

 

 

上の画像を見ていただくとイメージがつきやすいのですが、目安で言うと、幅3cm前後の大きさのタトゥーであれば1回の手術で除去する事ができ、幅10cm前後になると複数回の手術で除去していく形になります。幅が15cmをこえてくると切除法での治療を断わるクリニックが多いです。

 

またタトゥ−が入っている体の部位によっては、皮膚が極端に伸びない部位があるので(手足の甲・指など)そういった部位のタトゥーを除去する場合は、小さくても複数回に分けて手術していくこともあります。

 

手術はそれぞれ異なった技法で治療を行う事になり、1回の手術で除去していく場合は「単純切除」という技法でタトゥーを除去していき、複数回に分けて手術する場合は「分割切除」という技法でタトゥーを除去していきます。

 

【タトゥー除去】単純切除

 

 

【タトゥー除去】分割切除

 

 

 

【タトゥー除去】切除後の縫合跡画像

 

タトゥーを切除縫合した後は、写真のような感じになります。

 

画像にあるように傷跡が盛り上がる形で縫合されていますが、これはあえて皮膚に余裕を持たせて縫合されているためです。

 

タトゥー切除の場合は、帝王切開のように皮膚を切って縫うのではなく、タトゥーが入っている部分を取り除いて縫う形になります。その分皮膚を引っ張って縫わないといけないので、縫った後、その反動で皮膚が引っ張られてしまいます。

 

あえて引きつりが起こる事を考慮しながら余裕を持って縫合して行くことで、手術後、傷跡の引きつりや痛みが起こらないようしています。

 

ただ、この縫合方法を行わないといけないことにより、傷跡が汚くなってしまうというデメリットがあります。

 

帝王切開の場合、皮膚に1本の切れ目が入っているだけなので、縫合したあとにそこまで汚い傷跡にはなりません。一方、タトゥー除去の切除の場合、皮膚が数センチなくなった状態から縫合を行うので、縫い方が複雑になり、どうしても手術跡として目立ちやすくなってしまうのです。

 

【タトゥー除去】切除法のメリット・デメリット

切除法のメリット

  • タトゥーを完全になくす事ができる
  • 1回もしくは数回の手術で完結する

切除法のデメリット

  • 手術に対する恐怖感がある
  • 手術なので費用が高い
  • ダウンタイムが長い
  • 絶対に傷跡が残る
  • 手術後に傷の痛みがある
  • 大きなタトゥーは手術できない
  • 治療時間が長い
  • 経過診断などで複数回通院が必要
  • 医師の技術力により結果が左右される
  • 引きつりなどの後遺症が残る事がある

【切除法】タトゥー喜多山のワンポイントアドバイス

 

切除法でタトゥー除去をしてもらう医師を選ぶ場合、日本形成外科学会の専門医であり、日本美容外科学会のJASPS正会員である医師を選ぶようにしてください。(日本美容外科学会にはJSASという団体もありますが、こちらではありません。)

 

この資格は、大学の医学部を卒業した後、日本形成外科学会が定めた施設で5年以上の研修を積んだ医師のみが取得できる、いわば優秀な医師のあかしです。

 

5年以上の研修の中で様々な症状を抱えた患者を毎日毎日治療してきた経験があるので、資格を持っているのと持っていないのとでは技術力に歴然の差があります。

 

特に切除法の手術で一番重要な治療工程である縫合は技術を用するので、資格を持った医師が行うと、とても綺麗な傷跡に仕上がります。

 

資格の有無はホームページのプロフィールに記載されているので、必ず確認するようにしてくださいね。


【タトゥー除去】切除手術前の注意点

  • タトゥーが入っている部位やタトゥーのデザインによっては数回に分けて切除(分割切除)を行う事があります。
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  • 分割切除を行う場合の2回目の切除は、通常1回目の施術の3ヵ月後〜6ヶ月後になります。それ以上早くタトゥーを手術することはできないです。
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  • 切除手術の際、出来るだけ広い範囲のタトゥーを除去するように施術していくので、傷の曲りや凸凹、複数の傷などになる場合があり、カウンセリング時の予想とは違う傷になることがあります。
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  • 妊娠・授乳中は手術を受ける事ができません。
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  • 麻酔をして手術を行うので治療中に痛みは全くありませんが、麻酔が切れた後は、しばらく傷の痛みが続きます。

 

【タトゥー除去】切除手術後の経過の流れ

手術当日

手術後、患部をテーピングで固定します。抗生物質と痛み止めを処方されます。患部は濡らさないようにします。

手術から3日目に検診

手術から3日後にクリニックに行き、傷口からの出血状態やむくみの有無をチェックします。

10日目に抜糸

治療から10日後に再びクリニックに行き、抜糸を行います。抜糸をした後は毎日テーピングをします。抜糸後、1週間経ってから患部をやさしく洗う事ができます。

2・3・4週間検診

2週間後、保護テープを外して入浴する事が可能になります。テープを傷跡に対して直角に重ねて毎日貼るようにします。

 

2・3・4週間の経過診察は、傷跡を目立たなくするための早期処置を行ったりする重要な診察になりますので、必ずクリニックに行くようにしましょう。傷の状態が気になる場合は、週1回のペースで診察を受ける様にしましょう。

 

【タトゥー除去】切除治療期間中の注意点

  • 抜糸が終わるまでは禁酒、禁煙になります。治療部位に負担をかけないように運動も控えるようにしましょう。
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  • ガーゼーやテーピングで行う圧迫固定は絶対に外さないようにしてください。圧迫固定は傷口が開かないようにし綺麗に治す事ができます。内出血や皮膚がよった状態、水がたまった状態、皮膚壊死などのトラブルを予防する重要な作業です。固定がゆるんだ場合は、上から追加で巻いて補強するようにしましょう。
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  • 切除手術翌日からシャワーは可能です。治療部位は濡らさないように、ビニールやラップ等でカバーして浴びるようにしましょう。

 

【タトゥー除去】切除後に起こりうる副作用とケアについて

拘縮(こうしゅく)

術後一時的に傷とその周りが硬くなり、ツッパリ感が生じることがあります。半年〜1年かけて少しずつ柔らかくなっていきます。傷口が開く可能性があるので、傷口のマッサージは医師の指示がない限り行わないようにしてください。

 

瘢痕(はんこん)

傷口が盛り上がってくる場合があります。盛り上がりが気になる場合は、軽減させる注射をクリニックで打つ事ができたり、傷跡の盛り上がりを防ぐ薬を処方してもらうことができます。

 

乾燥

抜糸後は患部周辺が非常に乾燥しやすくなります。ワセリン(保湿剤)を塗り、乾燥を防ぐようにしましょう。

 

色素沈着

一時的に患部が茶色くなる事があります。傷跡を露出する場合は、日焼け止めを必ず行うようにしてください。あまりにも色素沈着が目立つ場合は、軽減させる塗り薬を処方される事があります。

 

運動制限

手足の指のタトゥーを切除した場合は、術後1〜2ヵ月ほど指の先にしびれやむくみが生じ、動かしづらくなります。

 

手足の指のタトゥーを消した後、しびれやむくみが気になる場合は、改善の薬を処方してもらう事が可能です。また、肩などの関節部位にかかった皮膚を切除した場合、動かすと傷口が開いてしまうため、一時的に関節の運動制限が生じる事があります。

 

【タトゥー除去】切除法の費用

 

切除法でタトゥーを除去する場合の費用はクリニックによってバラバラです。

 

各クリニックのホームページに費用の計算方法が記載されていますが、正直分かりにくいですね。

 

正確な費用を知りたい場合は、自分で計算するのではなく、カウンセリングに行って見積書をだしてもらうようにしましょう。

 

切除法は麻酔や軟膏、ガーゼなど、手術代以外にもいろいろお金がかかるので、それらを含めた費用を知る事ができます。

 

とりあえずここでは、うちの事務所の子が35ヶ所のクリニックでカウンセリングを受けてきて1つだけ切除法をすすめてきたクリニック(東京イセアクリニック)があったので、参考までにそちらの見積書を御紹介しておきますね。

 

見積書の内容は、下の画像にある大きさのタトゥーを消す場合の費用になります。


 

 

 

写真のタトゥーの場合、5回の分割切除で除去していく形になり、麻酔代コミで2,521,800円になるとの事でした。軟膏やガーゼのお金は含まれていないので、実際はもう少し高くなると思います。

 

大きいタトゥーを切除で除去するには、結構なお金がかかってしまいますね・・

 

【タトゥー除去】切除法おすすめクリニック

 

タトゥー喜多山が厳選!切除法でタトゥーを除去する場合におすすめするクリニックをいくつかピックアップしてみました!

 

ピックアップした全てのクリニックに共通しているのは、日本形成外科学会の専門医が在籍していて、なおかつ切除法の症例数が多いという事です。

 

湘南美容クリニックと渋谷美容外科クリニックは、複数の医院がありますが、そこでタトゥー除去治療を行っている医師のほとんどは、日本形成外科学会の専門医になります。

 

また、池袋サンシャイン形成外科は、切除法専門でタトゥー除去を行っているクリニックになります。

 

これらのクリニックで切除法の治療を受ければ、納得のいくタトゥー除去をしてくれる事は間違いありません!


 

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